本格的なロゴを作成できる!ロゴ作成にグリッドを使うメリット

ロゴ作成を行うことになったときに、どの部分から手を付けるでしょうか。図形から始める人もいれば、文字の入力から始める人もいるかもしれません。何処から始めるにしても、何のサポートもない状態で本格的なロゴを作るのは難易度が高いと言えます。

そこでオススメなのがグリッドを使うことです。今回はグリッドのメリットを紹介していきます。

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文字や図形の大きさを正確に把握しやすい

ロゴは文字や図形の大きさによって、人に与えられる印象が変わります。そのため文字や図形の大きさを正確に把握できるのが重要なポイントとなります。グリッドは規則的に格子状の線を引かれているため、文字や図形の大きさを正確に把握しやすいというメリットがあります。

例えば頭文字をグリッドの6メモリ分で表示したときに、後の文字を半分で表現したい場合は3メモリ分で表示すればいいということが分かります。物差しで測らなくても大きさが分かるので、スムーズにロゴを作成できるでしょう。

グリッドを使えば文字と文字のバランスが分かりやすいだけでなく、全体のスペースに対しての文字や図形のバランスも分かりやすくなっています。そのためバランスの良いロゴデザインに仕上げることも可能でしょう。グリッドを上手く使えれば、わざとアンバランスな状態のロゴデザインを作ることもできます。

グリッドを使うことで、文字と図形の黄金比率を見つけられる可能性もあります。

シンプルなデザインを作るときに効果的

規則的な図形を形成できるのがグリッドの魅力的なポイントです。このグリッドの特徴を活かせば、シンプルなロゴデザインを作成することが可能でしょう。具体的な例で言えば、扇子をイメージしたロゴデザインを作りたいときにグリッドが活用できます。

グリッドを基準に斜めの線も綺麗に書き込むことが可能なため、正確に扇の形を表現できるでしょう。同じように斜めの線を活用するデザインで言えば、星形をイメージしたロゴも作り出せます。斜めの線を入れるときには角度も重要になります。

どれくらいの角度で線を入れるかという部分を考えるときにも、グリッドを基準にするのが有効な手段と言えます。グリッドを基準に角度を考えることで、どの線も同じ角度で入れられるので、バランスの良い星形のロゴが完成するでしょう。

文字を入れるときにも角度が重要になります。グリッドを使うことで図形に沿うように文字を入力することが可能です。グリッドがあることで、その文字のバランスも整えやすいというメリットが得られます。

グリッドを使って動物をデザインできる

動物をデザインしたロゴを作りたい場合に考えられる問題が、頭と体のバランスが悪いことです。頭が小さすぎることや体が大きすぎることがあり、モデルとなる動物とはかけ離れやデザインになってしまうケースがあります。

場合によっては、頭と体の大きさが同じくらいになってしまって、何の動物をデザインしているのかが伝わらない可能性もあるでしょう。そのような状況で役立つのがグリッドです。グリッドを使うことで、頭と体のバランスを整えやすくなるというメリットが得られます。

例えば猫のデザインを作成したい場合は、頭よりも胴体が大きいものが好ましいです。しかし、胴体を大きくしすぎても頭とのバランスが悪くなり、スマートなデザインになりにくいと言えます。グリッドの1メモリが頭の大きさであった場合、胴体の大きさは2メモリから3メモリ程度にしておく方が、バランスの良い猫のデザインになりやすいでしょう。

猫のデザインでは胴体と足のバランスも重要になります。胴体が3メモリの場合は、足は2メモリが良いと言えます。足が2メモリであれば、足は頭よりも少し大きいサイズとなるため、全体的なバランスも良くなるでしょう。

頭の部分に目や口なども入れたい場合は、全体的なサイズ感を大きくするのが好ましいです。大きくすることで、頭の部分に目や口を入れやすくなります。

アンバランスなロゴを作るときの基準になる

グリッドは規則的なロゴを作ることができるのが特徴です。しかし、使い方によってはアンバランスなロゴを作ることを手助けしてくれます。例えばAppleのロゴマークであるリンゴは、バランスの良いリンゴではなく、アンバランスなリンゴです。

Appleのロゴを例にした場合、グリッドの活躍する場面はバランスの良いリンゴを描くときと、一部が欠けたリンゴを描くときでしょう。一度シンメトリーなリンゴを描くときに、グリッドが役立ちます。グリッドのメモリを基準にすることで、リンゴの大きさも調整できます。

しかし、シンメトリーなリンゴが出来上がったときに物足りなさを感じたとします。その場合にグリッドがあれば、リンゴのどの部分をどの程度減らすかを判断しやすくなります。これはAppleのロゴに限った話ではありません。

月のロゴをデザインしたいときに、満月を描くときにもグリッドが役立ちますが、三日月を描くときにも利用することができるでしょう。三日月を作るときにも、グリッドを使って月を減らすバランスを考えるのが効果的です。

三日月に猫を乗せたい場合には角度を変えるのも重要なので、その場面でもグリッドが活躍するでしょう。

余白を考えるときにもグリッドが使える

ロゴを作成するときには、余白スペースが生まれます。できるだけ余白を埋められるようなデザインを考えるというのも有効な手段ではありますが、余白スペースを減らしたい気持ちが先行して、理想とするロゴデザインを捨ててしまうのは良くないと言えます。

そんなときにはグリッドを使用するのが効果的です。グリッドはロゴと余白スペースのバランスを、分かりやすく表現してくれます。ロゴと余白スペースのバランスを視覚的な情報として仕入れられることで、上手く余白スペースを活かすことができるでしょう。

ロゴと余白スペースのバランスを整えられるようになれば、余白を埋めることに意識が集中してしまう可能性が低くなり、自分の理想としているロゴを捨てなくて済みます。余白があることで人の視線はロゴに集まりやすくなります。

グリッドを意識しすぎないことも大切

グリッドを意識しすぎると規則的なロゴデザインばかりになってしまいます。規則的なロゴデザインは斬新なものを生み出しにくいというデメリットがあります。流行となっている要素を組み込みたい場合には、グリッドの規則性が合わないパターンも考えられます。

そのような場合はグリッドを無視して、ロゴのデザインを考えるのも効果的です。自分の思うままにロゴのデザインを描いた後に、仕上げとしてグリッドを使用すれば、グリッドの良さが活かせるかもしれません。

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